🗺️ このノートは 第1章「分散システムの基礎」のハブ です。
第1章 ── 分散システムの基礎
「1台では足りない」から複数台にする。するとスループットも可用性も上がる代わりに、部分故障・ネットワーク遅延・時計のずれという、単一マシンには無かった難しさが一気に現れます。この章は、分散システムの定義・目的と、初学者が必ず踏む地雷(8つの誤謬)、故障の数学的な扱い(障害モデル)、設計目標(透過性・スケーラビリティ)を押さえ、以降の全章の土台を作ります。
「なぜ分散は難しいのか」を一言で言うと、部分的に壊れ、いつ壊れたかも分からないから。ここを腹落ちさせるのが第1章の役割です。
トピック一覧
- 分散システムとは・なぜ難しいか — 定義・目的・部分故障という本質
- 分散コンピューティングの誤謬(8つの誤謬) — 初学者が踏む8つの前提ミス
- 障害モデル(クラッシュ・オミッション・ビザンチン) — 故障の種類と強さの階層
- 透過性とスケーラビリティ — 隠す設計と、伸ばす設計
この章の位置づけ
- 単一マシンのOS・並行処理は コンピュータ基礎(競合状態とクリティカルセクション 等)へ
- L1〜L7の通信そのものは コンピュータネットワーク へ。ここはその上の協調アルゴリズム
- 次章 第2章 時間と順序 目次 で「時計が信用できない世界での順序づけ」に進む