🗺️ このノートは 第3章「通信とRPC」のハブ です。
第3章 ── 通信とRPC
分散システムのアルゴリズム(合意・レプリケーション)は、すべてメッセージのやり取りの上に成り立ちます。この章は、その通信様式を整理します。関数呼び出しのように見せるRPC/RMI、疎結合にする非同期メッセージング、そして喪失・重複に直面したときの配送保証(at-most-once / at-least-once / exactly-once)と、その達成手段である冪等性。
ここで「通信は失敗し、重複し、順序が乱れる」を技術的にどう飼いならすかを押さえると、後続の合意・レプリケーションが「結局はメッセージ設計だ」と腑に落ちます。
トピック一覧
- RPCとRMI — 遠隔呼び出しを透過に見せる仕組みと、その嘘
- メッセージングと非同期通信 — キュー・pub/subで疎結合にする
- 配送保証(at-most-once・at-least-once・exactly-once) — 冪等性で「ちょうど1回」を作る
この章の位置づけ
- L1〜L7の通信プロトコル(TCP/IP・HTTP)そのものは コンピュータネットワーク へ。ここはその上の呼び出し意味論
- 分散コンピューティングの誤謬(8つの誤謬) の「ネットワークは信頼できない」をここで技術的に受ける
- 配送保証は 2相コミット・3相コミット や 冪等性と再試行・バックオフ の前提