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🎓 レベル:標準 | 重要度:A(必須) 📎 前提:アクセス制御モデルとゼロトラスト

要点(BLUF)

概念:境界が変わる

オンプレミスでは自社が全部(物理〜アプリ)守ります。クラウドでは一部をプロバイダが守るので、どこまでが自分の責任かを最初に理解しないと「誰も守っていない領域」が生まれます。これが責任共有モデルです。

おおまかな傾向(サービス形態で線が動く):

「クラウドだから安全」は誤解で、利用者が守るべき層がそのまま残っています。境界づけの注意:本テキストは脅威と防御を扱い、IAM やネットワークの実務そのものはクラウド・インフラ分野に委ねます。

仕組み:IAM の構成要素

IAM(Identity and Access Management)は、アクセス制御モデル(アクセス制御モデルとゼロトラスト)をクラウドで実装する仕組みです。

flowchart TD
    SR["責任共有モデル"] --> P["プロバイダ:基盤・物理・ハイパーバイザ"]
    SR --> U["利用者:データ・ID・設定・公開範囲"]
    U --> IAM["IAM(最小権限)"]
    IAM --> R["ロールに権限を束ねる"]
    IAM --> POL["ポリシーは既定拒否+明示許可"]
    IAM --> TMP["長期キーより一時資格情報"]

防御側の使い方/設定

なぜ安全か:線引きと最小権限で「守り漏れ」と「被害拡大」を防ぐ

責任共有を理解することは、「誰も守っていない層」を作らないための前提です。さらに IAM の最小権限は、ある資格情報が漏れてもその権限の範囲でしか被害が出ないようにブラスト半径を絞ります。一時資格情報は、漏れても短時間で無効化されるため、長期キー漏えいのような恒久的被害を防ぎます。設定を既定で閉じることは、フェイルセーフ(セキュリティ設計原則)のクラウド版です。

仕組みの直観

責任共有は賃貸マンションです。建物の構造・共用部の施錠(基盤)は大家(プロバイダ)の責任、自室の鍵かけ・貴重品管理・誰に合鍵を渡すか(データ・ID・設定)は入居者(利用者)の責任。「管理人がいるから安全」と部屋を開けっ放しにすれば盗まれます。IAM は合鍵の管理台帳で、「誰にどの部屋の鍵を、いつまで」を最小限で管理する仕組みです。

⚠️ よくある誤解・設定ミス

対応 lab

クラウド実環境が前提のため lab は置きません(実務はクラウド・インフラ分野)。最小権限の考え方は アクセス制御モデルとゼロトラスト と共通です。

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