🗺️ このノートは 第3章「メモリ管理」のハブ です。
第3章 ── メモリ管理
物理メモリは1つしかないのに、各プロセスは「アドレス0から始まる、自分専用の広いメモリ」を持っているように見えます。この錯覚を作るのが仮想記憶で、メモリ管理の核心です。
この章では、論理アドレスと物理アドレスの分離(03-01)、ページングによるアドレス変換(03-02)、物理メモリが足りないときのページ置換(03-03)、保護と断片化(03-04)、そして実行ファイルがこのアドレス空間に配置されるまで(03-05)を扱います。
トピック一覧
- 物理メモリと論理アドレス — アドレス空間・MMU・なぜ分離するか
- 仮想記憶とページング — ページテーブル・TLB・アドレス変換
- ページ置換アルゴリズム — FIFO/LRU/OPT・ページフォルト・スラッシング
- セグメンテーションとメモリ保護 — 保護ビット・断片化・セグメント
- リンクとロード(実行ファイルがプロセスになるまで) — 静的/動的リンク・ELF・ローダ
この章の位置づけ
- 前提は OSの役割とカーネル(保護)と メモリ階層とキャッシュ(階層の発想)
- 「遅い層を速い層で隠す」点でキャッシュと相似。仮想記憶はディスクを主記憶で隠す版
- 共有メモリIPC(プロセス間通信(IPC))の実体もここのページ共有