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🎓 レベル:基礎 | 重要度:A(必須)

📎 前提:第2章 Linux運用の基礎 目次 | 関連:プロセスとサービス管理(systemd)パッケージとユーザー・SSH

要点(BLUF)

概念 ── シェルは道具をつなぐ接着剤

Linux のコマンドは「1つのことをうまくやる」小さな道具の集まりです。シェルはそれらをつなげて大きな仕事にします。鍵は3つ。

# 例:アクセスログから 500 エラーだけ数える(道具を3つつなぐ)
cat access.log | grep " 500 " | wc -l
#  ↑出す       ↑絞る         ↑数える

# 出力をファイルへ保存(追記は >>)
grep " 500 " access.log > errors.txt

仕組み ── ファイル権限の読み方

ls -l の左端が権限です。読めれば事故が激減します。

$ ls -l app.sh
-rwxr-xr--  1 alice  devs  1024 Jun 28 10:00 app.sh
# │└┬┘└┬┘└┬┘   └─┬─┘ └┬─┘
# │ │  │  │       所有者 グループ
# │ │  │  └ その他の権限: r--(読みのみ)
# │ │  └ グループの権限:  r-x(読み+実行)
# │ └ 所有者の権限:       rwx(読み書き実行)
# └ 種別:- は通常ファイル、d はディレクトリ

rwx はそれぞれ数値に対応:読み r=4・書き w=2・実行 x=1。3者ぶんを足して3桁で表します。

flowchart LR
    subgraph perm["chmod 750 の意味"]
      owner["所有者:7 = 4+2+1 = rwx"]
      group["グループ:5 = 4+0+1 = r-x"]
      other["その他:0 = --- (権限なし)"]
    end
よく使う値意味典型用途
644所有者rw・他はr普通のファイル
755所有者rwx・他はr-xスクリプト・ディレクトリ
600所有者rwのみ秘密鍵・認証情報
750所有者rwx・グループr-x・他なしグループ内ツール

動く例 ── 権限を設定して確かめる

# 実行権を付ける(所有者・グループ・他に x を追加)
chmod +x deploy.sh
# 数値で一発指定:所有者rwx・グループr-x・他なし
chmod 750 deploy.sh
# 所有者とグループを変える(root権限が要る場合は sudo)
chown alice:devs deploy.sh
# 秘密鍵は 600 が鉄則(他人に読めると SSH が拒否する)
chmod 600 ~/.ssh/id_ed25519

ディレクトリの x は「中に入れる(cd できる)」権限を意味します(読みではない)。ここを誤ると「ファイルはあるのに開けない」が起きます。

なぜ最小権限なのか

⚠️ よくある誤解・落とし穴

対応ラボ

cloud-infra-study/labs/02-01_permissions_demo.sh(権限の付け外しと、読めない/入れないを実際に再現して観察する最小スクリプト)。

関連

第2章 Linux運用の基礎 目次