🎓 第6章:連続情報量とレート歪み
第6章 連続情報量とレート歪み
これまでは離散の記号でしたが、音声・画像・電圧などは連続値です。連続版のエントロピー=微分エントロピーは、離散とよく似た式ながら「負になりうる」など独特の癖を持ちます。これを使うと、ノイズが加法ガウスのガウス通信路の容量が という有名な式で書け、帯域と SNR が通信速度を決めるシャノン・ハートレーの定理に繋がります。最後に、完全復元をあきらめ「ある歪みまで許す」非可逆圧縮の理論限界——レート歪み関数——を導きます。JPEG や MP3 がなぜあれだけ縮むのか、その理論的な底です。
トピック一覧
この章の要点
- 微分エントロピー 。離散と違い負になりうる(座標変換で値が変わる)。同じ分散ならガウスが最大。
- ガウス通信路の容量 bit/使用。帯域込みでは bit/秒。
- レート歪み関数(ガウス源・2乗誤差)。逆に (1ビットで歪み1/4)。
- 圧縮(情報源符号化)の非可逆版がレート歪み、伝送(通信路符号化)の連続版がガウス通信路。
関連章
- 第1章 エントロピー — 離散版との対比
- 第3章 情報源符号化 — 無歪み(可逆)圧縮との対比
- 第4章 通信路容量 — 離散通信路の連続版