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マーチャンダイジング(MD):5適・棚割・カテゴリーマネジメントを完全解説

要点(BLUF)

マーチャンダイジング(MD)とは「5適(適切な商品・場所・時期・価格・数量)を実現する活動の総称」。試験では5適の定義・棚割(プラノグラム)・フェイシング・カテゴリーマネジメントの概念が頻出。クロスMD・エンドMDの具体例も押さえる。


1. マーチャンダイジングの定義

マーチャンダイジング(Merchandising / MD)とは、消費者ニーズに合った商品を、適切な条件で提供するための計画・実行活動。

MDの5適(5Right)

graph LR
    MD["マーチャンダイジング<br/>(MD)"]
    
    MD --> R1["Right Product<br/>適切な商品<br/>(品揃え・品質)"]
    MD --> R2["Right Place<br/>適切な場所<br/>(陳列場所・棚位置)"]
    MD --> R3["Right Time<br/>適切な時期<br/>(季節・タイミング)"]
    MD --> R4["Right Price<br/>適切な価格<br/>(競合・価値に見合った価格)"]
    MD --> R5["Right Quantity<br/>適切な数量<br/>(欠品なし・過剰在庫なし)"]

    style MD fill:#4472C4,color:#fff
    style R1 fill:#ED7D31,color:#fff
    style R2 fill:#ED7D31,color:#fff
    style R3 fill:#ED7D31,color:#fff
    style R4 fill:#ED7D31,color:#fff
    style R5 fill:#ED7D31,color:#fff

2. 商品計画の構成要素

要素内容
品種(ライン)商品カテゴリーの数飲料・菓子・日用品
品目(アイテム)各品種内の具体的な商品数飲料の中にコーラ・お茶・スポーツドリンク
価格帯低価格帯・中価格帯・高価格帯の構成比100円〜300円・300円〜500円
ブランドNB(ナショナルブランド)vs PB(プライベートブランド)の比率PB比率向上で粗利改善

品揃えの幅と深さ


3. 棚割(プラノグラム)

**棚割(プラノグラム)**とは、陳列棚のどの位置にどの商品を何フェース並べるかを定めた計画図。

棚割作成の手順:

flowchart LR
    A["グルーピング<br/>カテゴリー単位で<br/>商品を分類"] --> B["ゾーニング<br/>棚のエリアを<br/>カテゴリーで区分"] --> C["フェイシング<br/>商品ごとの<br/>陳列面数を決定"]

フェイシング(フェース数)

フェースとは、棚の正面から見たときに見える商品の面数。売れ筋商品はフェースを増やして欠品防止と視認性向上を図る。

ゴールデンゾーン:棚の中で最も売れやすい高さ。目線から少し下(床から約85〜120cm)。主力商品・売り込みたい商品をここに配置する。

棚の高さ呼称特性
120cm以上上段視認性低・軽量品・補充在庫
85〜120cmゴールデンゾーン最も売れる。主力商品配置
60〜85cmミドルゾーン準主力・関連商品
60cm以下下段重量品・サイズ大・廉価品

4. カテゴリーマネジメント

カテゴリーマネジメントとは、商品を「消費者が認識するカテゴリー(購買単位)」で管理し、カテゴリーを1つの戦略的ビジネスユニットとして運営する手法。


5. クロスMD・エンドMD

クロスMD(クロスマーチャンダイジング)

異なるカテゴリーの関連商品を隣接陳列して購買を促す手法。

例:

エンドMD(エンド陳列)

エンドとは、陳列棚の端(通路に面した部分)。視認性が高く、特売・新商品・季節商品を訴求するために活用。

graph LR
    subgraph "売場レイアウト"
        E1["エンド<br/>(棚の端)"] --- S1["棚1"]
        S1 --- S2["棚2"]
        S2 --- S3["棚3"]
        S3 --- E2["エンド<br/>(棚の端)"]
    end
    
    E1 -. "特売・新商品<br/>季節商品の訴求" .- Note1["高視認性エリア"]
    E2 -. "クロスMDや<br/>関連商品訴求" .- Note2["高視認性エリア"]

    style E1 fill:#ff9999
    style E2 fill:#ff9999

6. インストア・マーチャンダイジング(ISM)

店舗内で実施するMD施策の総称。以下の3要素で構成される。

施策内容
スペース・アロケーション売場スペースの最適配分(カテゴリー別面積)
プラノグラム棚割(どの商品をどこに何フェース並べるか)
インストア・プロモーションPOP広告・試食・値引き・デモンストレーション

7. 試験での問われ方


よくある疑問

Q. 品揃えの「幅」と「深さ」はどう覚えるの?

幅=カテゴリー(種類)の数。深さ=1カテゴリー内の品目数。幅が広い=何でも揃うスーパー。深さがある=お茶専門店(種類は少ないが1種類ごとのバリエーションが豊富)。

Q. カテゴリーマネジメントで「メーカーと協働」するのはなぜ?

売場のカテゴリー全体を最適化するには、単品の売上データだけでなく、消費者の購買行動データや競合情報が必要。メーカー(特にカテゴリーキャプテン)はそのデータと分析力を持っているため、協働が合理的。

Q. ゴールデンゾーンの高さが「85〜120cm」なのはなぜ?

成人の視線が自然に向く高さ(アイレベル)と、手が届きやすい高さ(ハンドレベル)がこの範囲に収まるため。


まとめ


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