📊 対象級:1級 | 重要度:B(標準)
医薬生物学分野ハブ ── Phase 9
この分野の位置づけ
1級「統計応用」で医薬生物学を選択する受験者向けの固有手法ハブです。疫学調査・臨床試験・診断のデータを扱うため、どう研究を組むか(研究デザイン)、効果をどう測るか(リスク比・オッズ比・ハザード比)、交絡をどう除くか(層別・標準化)が三本柱になります。範囲表の項目数が4分野で最も多く、固有手法ノートは8本に及びます。本テキストは体系化のため、選択分野にかかわらず4分野すべての基礎を押さえます。
- 土台は Phase 4〜8:分割表のカイ二乗検定(カイ二乗検定(適合度・独立性))・ロジスティック回帰(一般化線形モデル(ロジスティック・ポアソン回帰))・生存時間解析(生存時間解析)・因果推論(統計的因果推論・傾向スコア)・研究の種類(研究の種類)が前提。本章はこれらを医学研究の文脈で拡張します。
- 4つの柱:(1) 研究デザイン(観察研究と介入研究の組み方)、(2) 効果の指標(曝露と疾病の関連の測り方)、(3) 交絡の調整(見かけの関連を除く)、(4) 特殊なデータ構造(カテゴリカル・診断・反復測定)。
- 因果推論との接続:観察研究で曝露の効果を取り出す問題は統計的因果推論・傾向スコアと表裏一体です。
- ⚠️ 範囲・配点は改訂されうるため要最新確認。典拠は 2015.5.8版出題範囲表(
curriculum/grade1_oyo_hani_reference.md)。
トピック一覧
- 疫学研究デザイン コホート・ケースコントロール・横断・介入研究(RCT)・盲検化・エビデンス階層
- 効果の指標 リスク比・リスク差・オッズ比・ハザード比・寄与危険・NNT(◎リスク比/オッズ比/ハザード比)
- カテゴリカルデータ解析の応用 対数線形モデル・順序ロジット・マクネマー検定・CMH検定
- 交絡の調整 層別解析・標準化(直接法/間接法)・SMR・マンテル-ヘンツェル要約
- 診断検査の性能評価(感度・特異度・PPV・ROC) 感度・特異度・陽性/陰性的中率・尤度比・ROC曲線・AUC
- 処置効果・繰り返し測定 処置効果・サンプルサイズ設計・反復測定分散分析・LOCF
- メタアナリシス 〔範囲表外〕固定効果/変量効果モデル・異質性・フォレストプロット
- 競合リスク・線形混合モデル 〔範囲表外〕累積発生関数・Fine-Gray・線形混合モデル
共通・関連ドメイン
- 1級「統計応用」(Phase 9 目次) 統計応用ドメインの全体地図(共通+4分野)
- 確率過程・時系列・応用(Phase 8 目次) 確率過程・時系列(生存時間解析の本体)
- カイ二乗検定(適合度・独立性) 分割表の独立性検定(効果指標・カテゴリカル解析の出発点)
- 一般化線形モデル(ロジスティック・ポアソン回帰) ロジスティック回帰=オッズ比・ポアソン回帰(効果指標の本体)
- 研究の種類 実験・観察・調査の区別(研究デザインの土台)
- 統計的因果推論・傾向スコア 観察データからの効果推定・交絡調整との接続