Mímisbrunnr知恵の泉

← 確率過程 一覧

🗺️ このノートは 第7章「確率積分とSDE」のハブ です。

第7章 確率積分とSDE

ブラウン運動(ブラウン運動の定義と性質)は至るところ微分不可なので、fdB\int f\,dB を普通のリーマン=スティルチェス積分では定義できません。ここで伊藤が築いた確率積分が必要になります。積分点を左端に固定することでマルチンゲール性を保ち、二次変分が tt であることから普通の連鎖律に補正項 12fdt\frac12 f''\,dt が加わる — これが伊藤の公式です。確率微分方程式(SDE)はこの解析で書かれ、Euler-Maruyama 法で数値的に解けます。

トピック一覧

この章の位置づけ

伊藤積分はマルチンゲールの定義と例を保つ積分として作られ、伊藤の公式は幾何ブラウン運動の解の導出に使われます。SDE の数値解法はシミュレーション分野へ、価格付け・ヘッジは金融工学へ wikilink。

関連分野