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第7章 確率積分とSDE
ブラウン運動(ブラウン運動の定義と性質)は至るところ微分不可なので、 を普通のリーマン=スティルチェス積分では定義できません。ここで伊藤が築いた確率積分が必要になります。積分点を左端に固定することでマルチンゲール性を保ち、二次変分が であることから普通の連鎖律に補正項 が加わる — これが伊藤の公式です。確率微分方程式(SDE)はこの解析で書かれ、Euler-Maruyama 法で数値的に解けます。
トピック一覧
- 伊藤積分 — 左端点での確率積分の構成・伊藤等長・マルチンゲール性
- 伊藤の公式 — 確率版の連鎖律と補正項
- 確率微分方程式とEuler-Maruyama — SDE の定式化と数値解法・収束
この章の位置づけ
伊藤積分はマルチンゲールの定義と例を保つ積分として作られ、伊藤の公式は幾何ブラウン運動の解の導出に使われます。SDE の数値解法はシミュレーション分野へ、価格付け・ヘッジは金融工学へ wikilink。
関連分野
- ブラック=ショールズ・ヘッジ → 金融工学
- SDE 数値解法・モンテカルロ → シミュレーション