🎓 第4章:デリバティブと無裁定
第4章 デリバティブと無裁定
デリバティブ(派生証券)の価格は、需給ではなく無裁定(アービトラージ不在)の原理で決まります。「リスクなしで確実に儲かる取引は存在しない」という1つの仮定から、先物価格・オプション価格が一意に定まる——この強力な論法を組み立てる章です。クライマックスはリスク中立評価:複製ポートフォリオの考え方から、価格が「実世界の確率」ではなく「リスク中立確率」での期待割引値になることを導きます。これが第5章ブラック–ショールズの直接の前段です。
割引・連続複利は第1章 金利と複利、資産価格の確率モデルは第3章 幾何ブラウン運動による資産価格モデル が土台です。
トピック一覧
- 先物・先渡しと無裁定価格 — 標準: とキャッシュ・アンド・キャリー
- オプションの基礎 — 基礎:コール・プットのペイオフと本質価値
- プットコールパリティ — 標準: を無裁定で導く
- 二項モデルとリスク中立評価 — 標準:複製ポートフォリオ・リスク中立確率・多期間二項木
関連章
- 第1章 金利と複利 — 連続複利と割引
- 第3章 幾何ブラウン運動による資産価格モデル — 価格の確率モデル
- 第5章 ブラック–ショールズ・第6章 数値計算 — 二項モデルの連続極限と実装